ローティ論集: 「紫の言葉たち」/今問われるアメリカの知性

ローティ論集: 「紫の言葉たち」/今問われるアメリカの知性

 

  図書館で借りて読了。

 非常に丁寧な解説と訳注が付いていて、それだけ読んでも概略が分かるのは、私のような怠惰な読者には非常にお得。

 どの収録論文もゴリゴリした細かい議論でなく、良くも悪くも風呂敷広げた大きな話で哲学マニア以外も普通に読めるかと。

 個人的ベストは最後の知的自伝。世界的哲学者も業界内の流行り廃りや同僚の評判など結構気にしていたことを率直に披露していて面白かった。