エピクロス―教説と手紙 (岩波文庫 青 606-1)

エピクロス―教説と手紙 (岩波文庫 青 606-1)

 新刊で購入。最初の自然学関連の話はフンフンと読むだけ。後半戦の倫理学や有名な「死は害ではない」って論証がやはり面白い。エピクロス本人の言っていることは現在の快楽至上主義者と言う意味での「エピキュリアン」とは全く違うことが改めて確認できた。その他の断章もむしろ、ある意味「ストイック」と言ってもいいような中身もあったり。元を読んでみるってのは大事ですね。