25回目の『この世界の片隅に』は聖地土浦へ。
 久しぶりの劇場鑑賞はやはり良い。終わった後、作品自体の感動の余韻が覚める前に流れる『いくつもの片隅に』特報がこれまた良いんだわ……。止まりかけた涙がまたドバドバと流れ出してしまいます。
 気のせいかもしれないが、スクリーンが見やすくなっているような……。ちょっとしたモアレがなくなっていて、暗い場面が非常にクリアに見えた(空襲警報で「火の始末!」とすずさんが言いながらバタバタとするところの後ろの暗がりだとか)。音響は相変わらず良いし、席も広くて、鑑賞環境としてはかなり望ましいものかと。不満はちょっと冷房強くて寒すぎたくらいですかね。

 もちろんダブルヘッダーで『マイマイ新子と千年の魔法』も鑑賞。片渕監督の土浦セントラルシネマズ向けスペシャルメッセージにもあった通り、『片隅』と連続で鑑賞するとまたいちだんと感慨がありますね。
 麦畑の海の広がりや夜空の美しさ、虫の声などは劇場鑑賞でこそその真価が味わえるものかと。

 展示も充実する一方で素晴らしい内容。「聖地」にふさわしい満足度でした。また来ますけん。