西川口にあるディープすぎて検索しても情報がほとんどない中華屋へ、しばらく前に昼飯で。定期訪問の中華屋に行ったときにこちらを持って行って話をしていたら、美味しい福建料理が食べられると教えてもらったので来てみた。
 行ったときは結構混雑していて、「30分以上待つけど良いですか?」と聞かれたが、わざわざ遠征して断るのももったいないからもちろん了承。
 鴨頸、海鮮とビーフンの煮込み(小)、アサリとヘチマの炒めものを注文。
 鴨頸って何だかわからず頼んでみたが、カレー味のソーセージのようなもの。骨がそのまま入ってたので、本当に首のぶつ切りなのかな。結構美味しかった。
 続いてビーフン。事前のネット情報で量が多いらしいと想定していたので「小」にしたのだが、それでもゆうに2人前はある大盛。煮込みというより炒め物っぽかったが、味は当たり。具は特に言うことがない普通のシーフドミックスっぽい海鮮と野菜なものの、ビーフンがふんわりと軽やかで味付けもちょうど良く、全体としてクドさ皆無で相当美味しかった。
 続いて炒め物。こちらも山盛りで明らかに1人前じゃない。甘辛系の味付けで少し味は強めだが、こちらも美味し。ヘチマはナスとゴーヤを混ぜたような感じだった。アサリの砂抜きなどが甘く、豪快に炒めているので殻が割れて多少混じってたりしたが、まあそこはご愛敬。
 全部で相当な量(男なら2人~3人前、女性なら3~4人前)だったが、ちゃんと作っているんだろう、何とか完食出来て、腹具合も息苦しさはなし。
 値段もこれで烏龍茶1杯プラスで3500円ほど。安い。
 私以外のお客さんは全員中国人、かつ接客の女性は日本語でのやり取りはできるものの、どこかたどたどしいと、現地感ありまくり。
 これは隠れた名店かも。ただ、1人で行くタイプの店じゃないですね。ビストロ的に、ある程度の人数で大いに食べ飲みするのが良さげ。みんな食べ残しを持ち帰ってたみたいだし、聞いてみたら「できる」と言ってたので、あのアホみたいな量は持ち帰り前提かもしれん。
 他に食べてみたいメニューも沢山あったし、是非再訪したい。次定期訪問の中華屋へ行ったら教えてくれたお礼を言わんといけんね。美味しい店の情報は美味しい店の人に聞くに限ります。
 お酒やドリンクのメニューは貧弱っぽい。白酒など棚にかざってはあったが……。