ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

 少しづつ読み進めてやっと読了。感想としては、結局スイーツはしょうもないってことでしょうか。
 若いころはほとんど読んだことがなかったこの手の名作文学を、ここ何年か少しづつ読んでいる。最近の小説も読まないことはないが、長く読み継がれてきたもののほうが、ヒット率はやはり高い気がする。読み終わるのがおしいというような傑作は、今のところ古典でしか出会ったことがない。
 苦痛にまみれた生が生きるに値するのは、そういった至高の芸術を味わう可能性があることによってのみであることを、私は確信している。