虚人のすすめ―無秩序(カオス)を生き抜け (集英社新書)

虚人のすすめ―無秩序(カオス)を生き抜け (集英社新書)

 今日は有休で1日のんびり。3月4月と忙しくなってしばらく休みとれそうもないので、早めに有休消化ということで。以下本題。
 図書館で借りて読了。基本的には生き方指南本なので、説教臭い内容が多いのだが、「全てはフィクションに過ぎない」というニヒリスティツクな思考はなかなかよい。
 それよりも、やはり合間に出てくる著者のエピソードがどれも面白い。PL教団の教祖に大金借りただとか、オリバー君世話人が若き日のテリー伊藤だったとか、アミン大統領が冷蔵庫の中に人の首(著者は明記していないけど、そうとしか読めない)しまってたとか、カジノで知り合った外人が偶然マフィアのボスだったとか、「虚人」の名にふさわしい体験談は、ギャグとしか思えないほど素晴らしい。今度自伝も読んでみようかな。