- 作者: 康芳夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 新書
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図書館で借りて読了。基本的には生き方指南本なので、説教臭い内容が多いのだが、「全てはフィクションに過ぎない」というニヒリスティツクな思考はなかなかよい。
それよりも、やはり合間に出てくる著者のエピソードがどれも面白い。PL教団の教祖に大金借りただとか、オリバー君の世話人が若き日のテリー伊藤だったとか、アミン大統領が冷蔵庫の中に人の首(著者は明記していないけど、そうとしか読めない)しまってたとか、カジノで知り合った外人が偶然マフィアのボスだったとか、「虚人」の名にふさわしい体験談は、ギャグとしか思えないほど素晴らしい。今度自伝も読んでみようかな。