新年すぐに『この世界の片隅に』を観に。通算4回目。やっぱり良いね。本当に美しい。ここまで絵、音楽、テーマ、テンポ等々あらゆる構成要素が完璧に近い作品は神がかり的としか言いようがない完成度だと改めて確信した。
 一つ気づいた点。町山さんの有料解説で、確か「ラストがゴッホのようなタッチ」と言っていたような気がするが、ラストより前の空襲の場面ではまんまゴッホ風になるところがあるんだけど、最後の最後(原作で色が付くところ)はむしろ他の印象派の画家(モネやルノワールになるのかな)的なのでは。禍々しさが全然ないからね。暖かい幸福感溢れるシーンだし。
 余談。最近年取って頻尿気味になっちゃって、90分から2時間に1回くらいトイレに行っている。そうなるとどうしても1回は映画の途中で抜けなきゃいけなくなるから、ただでさえ料金が高くて行きづらい映画館へ、ますます足が遠のいてしまうかも。まさかオシメして行くわけにもいかんし、どうしたもんだろ。