銭 四巻 (ビームコミックス)

銭 四巻 (ビームコミックス)

 100円でサルベージ。この巻の中心は声優業界話。相変わらず手堅くまとめていて面白い。
 私はこのての業界裏話的ノンフィクション話が好きなのだが、取り上げられることが少ない視点として、「敗北者達の行く末」というのがある(上記マンガもその点はあまり取り上げていない)。
 具体的には、声優になれず夢破れて言った人たちはどういう進路をたどることが多いのかといった形の話だ。その他、スポーツ選手・芸術家・アイドルといった、なりたい人は多くなれる人が少ない職業について、希望が叶わずなれたかった敗北者にどういったリスクが待ち受けているかをしっかり把握し広めるというのは、重要な仕事だと思うのだが、私の知る限り実証的なルポはないと思う。誰か書いてくれ。