秘密とウソと報道 (幻冬舎新書)

秘密とウソと報道 (幻冬舎新書)

 図書館で借りて読了。全体的に寄せ集め感がしないでもないが、いつもの攻撃力は健在。最近また外務省密約問題でたまに目にする西山記者というのが、それほど尊敬に値する人物ではなさそうことだとか、(それと比べられている松川事件のスクープをした記者の見事な振る舞い)、足利冤罪事件がらみだとか、主に新聞記者の駄目さがやっつけられている。
 しかし、本書の指摘通り足利事件が本当に証拠の捏造までやっていたとしたら、怖すぎるな・・・。