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スワンプシング (ShoPro Books)

　新刊で購入。見た目からしてグチャグチャにコケが集まっただけのようなモンスターが主人公というのが素晴らしい。中でも、いきなり主人公のアイデンティティがゆらぐ冒頭作が特に良い。他の作品もそうだが、アラン・ムーアは文学性がとても強い。しかも、なよっとした繊細さではなく、骨太なその文学性が、最近の日本の作品にあまりないような気がするので、新鮮に感じる。