死んでも何も残さない―中原昌也自伝

死んでも何も残さない―中原昌也自伝

 図書館で借りて読了。陰鬱なトーンの自伝と近況報告が主な内容。世の中への罵倒は痛快さよりは、諦念をより強く感じさせる。
 どうやら著者はホームレス状態になってしまったようだが、今は大丈夫なのだろうか。非常に気になる。下らなさへの呪いを延々と吐き出すような文章をもっとまとめてくれたりすれば、もっと面白いものが出来ると思うんだけどなぁ。