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大学教員　採用・人事のカラクリ (中公新書ラクレ)

　図書館で借りて読了。力作。細かいデータの紹介や（少し加工したものとはいえ）豊富な具体例だけでなく、かなり実践的なアドバイスも頷かされるものばかり。一般向け（？）の新書には珍しい註の多さと、英語文献も入った主要参考文献表が何より力の入れようを示してくれている。これから大学教授になろうという若い人はもちろん、全然そんな気はない人でも、読み物として楽しめます。
　『工学部ヒラノ教授』でも話があったけれど、それにしても大学の委員会の多さの凄まじいこと（pp.199-200）。ほとんど不条理ギャグのレベルだねこりゃ。