私家版 差別語辞典 (新潮選書)

私家版 差別語辞典 (新潮選書)

 図書館で借りて読了。いわゆる差別語に対して、それぞれについて実例を挙げたり短い論評を加えたりと、いくつかのスタイルで短くコメントしている。著者のスタンスは穏当で、割と具体例の数も多いので、それなりに得るものはあるかと。
 無教養な私は、穢多と非人がどう違うか初めてはっきり知りました。
 ちなみに読んでいて、どうでもいい妄想がひとつ浮かんだ。なつかしの『お笑いマンガ道場』に出ていた車ダン吉さん、芸名の由来はまさか「浅草弾左衛門」と「車善七」にちなんでるなんてことはないですよね・・・。響きが近すぎる気がしたので。