ドミトリーともきんす

ドミトリーともきんす

 新刊で購入。『黄色い本』のタッチとはうってかわって、太めでポップな線。下宿の親子も下宿人のキャラもあいまって、全体的にとてもかわいらしく微笑ましい空気があふれている。冒頭の作品なんて、ある意味数学をマンガにしたようなものだけど、見事な手腕といったところ。
 寡作で知られる作者だけど、このレベルの作品を生み出せるのだから、もう少したくさん描いてくれると嬉しいのだが。