図書館で借りて読了。吉田豪的にネタとして読むなら良いかもしれないが、普通の読み物としては残念ながらかなり駄目。
 全体の流れがブツブツと切れていて、唐突に話が転換して、しかも背景の説明ながなく入ってくるものだから、結構読みにくい。文体も統一感ないし、出版前に編集者チェックしたのかね?それともわざとこうしてんのかな。
 昭和の芸能史についての個々のエピソードは興味深いものも多いので、その部分は価値があるとは思うが、第3章の中身が酷過ぎて(C素人トンデモ歴史解釈。日本の先祖にはユダヤが、みたいな話がてんこ盛り)その証言の信憑性も大分割り引かないといけないかと。
 今更ヤクザを持ち上げるのも嫌悪感しか感じないし、あまり人に勧めるような本じゃないです。