お休み取れたので5回目の『この世界の片隅に』鑑賞に行ってきた。
平日昼間だからか、客層は中高年から初老が大半。おばちゃん率高し。さすがに5回目にもなると大分冷静に観られたけど、「みぎてのうた」からエンディングの流れはダメですな、涙ぐんじゃいます。このラストの流れを超える感動的な映画の終わり方を作るのは、ちょっと不可能なんじゃないかというくらい美しいですね。
今回感じたのは声優陣の良さ。のんさん以外も非常に良くて、全編もちろん良いんだけど、特に最後のシーンは感動を何倍にもパワーアップさせてますね。
晴美ちゃんが死んじゃうシーンでは、明らかに映画ファンという感じではないおばちゃんが「あぁ…」とうめきとも嘆きともつかない声をしてましたよ。多分評判に惹かれて観に来たんだろうけど、そういう人も引き込んでしまうんだから、やはりこの作品のもつ力は凄いとしか言いようがないでしょ。
まだ観てない人、すぐに行きましょう(できれば音響の良い劇場で)。生涯の1本となりえる映画は、そうは出てこないよ。