8回目の「この世界の片隅に」は田端のCINEMA Chupki TABATAへ。
 字幕付きだから、ラジオ放送やすずさんと鬼いちゃん、スミちゃんが並んで昼寝しているところで大人が話している内容など、聞き取りにくいところが分かって助かった。
 席とスクリーンが近いから、細部がはっきり見える。色々マニア的発見したい人は、字幕と合わせ技で相当良い環境では。潮が引いておばあちゃん達を訪ねるところでカブトガニがいるの、初めて気付きましたよ。
 8回目でも号泣こそしないものの、後半はこらえきれないね。何回観てもあっという間に最後まで観られて、最後は大感動で終わるというのは本当に凄いことだ。
 田端なんて全然馴染みがないから、この映画館の存在も「片隅」をきっかけに初めて知った。とても小さい映画館で、全部で20席くらい。金持ちのホームシアターだったら、もっと大きいのあるんじゃないかというぐらいだけど、音はシネコンに負けてない印象。重低音の響きが凄くて、空襲や機銃掃射は下手な大スクリーンの劇場より良いんじゃなかろか。
 「片隅」をきっかけに色んな映画館を知ることができて世界が広がったなぁ。傑作というのは、色んな意味で自分を思わぬところに連れて行ってくれるものです。
 来週の片渕監督のあいさつ行きたかった……。今日の予約した後しばらくして知ったのでしょうがないんだけど、一度は直接お顔を拝見したいな。
 それと、また8月になってまた公開館が増えてきているようでとても嬉しい。この先もずっと、夏になったら「片隅」を観るという風になったらいいな。絶対意義あることだと思うし、多くの片隅ファンもそう願っているに違いないので、結構実現の可能性あるんでないのかね。
 追記:帰宅してポストを見ると、200万にありがとうハガキが!しかも私が一番好きなシーンじゃないですか!!額に入れて飾っとこ。