www.finefilms.co.jp 少し前にキネカ大森で観てきた。何となくタイトルから勝手にマッドマックス的な痛快アクションでかつ良い意味でのバカ映画だと思い込んで期待して行ったのだが、全然違った。

 タイプとしてはカルト映画なんだろうけど……。ニコケイはなぜか妙に強くて、腹を刺されててもたいしてダメージないし、ヤク中のバイカーたちやドラッグ製作者は変な狂い方しているしでわけわからん。アクションも中途半端で、敵役のショボいカルト集団も冴えない。パンイチで叫びまくるニコケイがちょっとオモロかったくらいか。

 そういったことがシュールでデヴィット・リンチみたいになぜか良いって感じでもないのがつらい。全編に流れる陰鬱なサイケ調の音楽でつまらなさをごまかしているだけにしか私には思えなかった。