〈敵〉と呼ばれても

〈敵〉と呼ばれても

 

  新刊で購入。柔らかくほんわかした描線ながら、表現される史実は実にシビア。そんな中命がけで手助けしてくれたアメリカ人も少数ながらいたのは感動的だし、名誉回復過程やその後の展開は、アメリカ民主主義の非常に良い面を発揮していて非常に羨ましい。
 強制収容の実態は細かいことを知らない人も多いだろうから、読みやすい現代史ノンフィクションとしても良いマンガだろう。