私の現在の仕事は、非常に広い意味である種の客商売である。過半数の人間は特に問題なく淡々と相手をしていればいいのだが、少なくない数のDQNの相手もしなければならない。
 もちろん、心の中では「死ねこのクズ野郎!オメーなんか客じゃねえ!!2度とその面見せるな!!!」と思ってはいるのだが、その種の邪悪な真実を素直に表明できるほど人間ができていない私は、あり余る憎悪をなるべく悟られないようにしながら何とかその場を取りつくろうことしかできない。人間のようなクソみたいな生物の相手は、もううんざりだ。