明日は体を休めるため有休を取ったので、その分少し遅くまで残業する。
 今日はある人のライフヒストリーを2時間程度かけてゆっくり聞く機会があった。もちろん、己の分を弁えない中途半端な社会的成功者が無理やり接待相手に聞かせるような、くだらない脚色をされた人生の苦労話などは、聞いていて虫唾が走る。
 しかし、比較的淡々と語られれば、例えどんなに平凡なものであれ、その語られた遍歴はそれなりに興味深いことに違いない。