百年の誤読

百年の誤読

 海外編のブックガイド的性格は、元祖のこちははなし。中身は端的にベストセラー批評なのだが、時代が現代に近づくにつれ日本人の知能指数が落ちているのではないかという疑惑に駆られる。(もちろんこの手の「昔はよかった」的言説の99.9%が単なる間違いなのは承知の上で書いてます。)
 読みたくなったのは、谷崎の『細雪』くらいかな。