哲学者たちの死に方

哲学者たちの死に方

 図書館で借りて読了。哲学にロマンティックな幻想を抱いている素人としては、どちらかと言えば、(ステロタイプな)分析哲学的・カルナップ的態度より、本書のような死に対する態度(哲学観)の方に共感を覚える。
 中でも面白かったエピソードは、ニーチェがウンコ食ってたって話と、エイヤーがナオミ・キャンベルを助けるためにマイク・タイソンを注意したもの(死に方と全然関係なくてすみません)。後者はほとんど落語の三題話のような並びだが、どういった状況なのか詳しく知りたい方は本書を手にとってみて下さい。(しかしこの話、本当なのかね?)