新刊で購入。「アマゾンくん」の方は、ギャグにも徹しきれずかといってシリアスでもない中途半端なものになってしまっている。成功作とは言えないだろう。
 もう1つの収録作である「ドブゲロサマ」はよい。まずタイトルが素晴らしすぎる。わけのわからん敵キャラ(地獄ママの「坊や〜良い子だ皆死ね」は爆笑した)と、新興宗教じみたテイストがキチガイじみていてしびれてしまう。快作「デロリンマン」の系譜に位置する作品なのかな。
 デロリンマンも再読したいのだが、ダンボールの奥底に入れてしまって取り出せない。完全版がこの選集で出てくれれば買うのだが、どうだろう。期待して待ちたい。