2010-07-06 ■ 読書 読書 バタス――刑務所の掟作者: 藤野眞功出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/04/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 57回この商品を含むブログ (11件) を見る 図書館で借りて読了。福田和也が週刊新潮の連載でほめていたので読んでみたのだが、これは滅法面白い。刑務所の内幕ものってだけでも素材として申し分ないのに、なおかつそれがフィリピンで、さらにムショに入った本人がそこでボスになってしまうなんて、もうそれだけでよだれが出てしまうような題材である。 もちろん、それをうまく料理しているから、しっかり面白く読めるわけだが。 それにしても、外国の刑務所って日本と比べると本当に無茶苦茶だ。中で売春婦と乱交するは覚醒剤を使うは売るは、手榴弾を投げて抗争するは、とても刑務所とは思えない。凄い話だ(それともこういった国の方が多いのかね?)。 というわけで、大いにおすすめ。