“動物のいのち”と哲学

“動物のいのち”と哲学

 図書館で借りて読了。原書をしばらく前に(著者達のネームヴァリューにひかれて)読んだときは、全然分からなくて困った記憶があるが、翻訳で読んでも理解度が上がった気がしない。そもそも、他の本(クッツェーの『動物のいのち』)を読んでることが本書の前提と言ってしまってもいいし、本来ならそういった部分を補うべき(原書の)イントロが一番わけわからんから、もうお手上げ。
 日本語訳者の解説が冒頭について、やっと本書の背景が少しわかったけれど、中身は難しくてダメだ。一番頭に入ったのがカヴェル(!!)の文章というのは、どういうことなのでしょうか。ある種のメタ哲学(哲学のあり方)について論じているとは思うのですが・・・。
 ということで、素人にはきつすぎ。予備知識なしで理解できたらちょっと凄いと思います。