図書館で借りて読了。読んでから半年以上経っているので、上巻の中身はほとんどおぼえていないが、下巻も素晴らしい出来だ。
 金融についての専門家に対する挑戦的な批判は非常に鋭く強力。なぜかって、結局ノーベル賞取ったような連中だって、大損してるじゃんという事実があるからね。学問的な批判としても読めるが、それ以上に、未来の不確実性を警告する賢者の助言といった雰囲気も漂う。
 この量だと、わざわざ2冊に分けなくても良かった気がするが、そんなことはどうでもいいくらい一気に読ませる力がある。大いにおすすめ。