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小谷野敦のカスタマーレビュー2002‐2012

　図書館で借りて読了。古典も現代の作品も、ダメなものは容赦なく切り捨てるのは爽快。また、イギリス帝国主義批判や、原爆作品への世間の評価の甘さ批判はあんまりする人がいないのでとても重要でしょう。ただ、こうの史代の少なくとも「夕凪の街」は私は非常に優れた作品だと思うけど。
　レヴューの数がとても多いので、索引や一覧表があればもっとよかったのになー。
　ちなみに、一番的確で簡潔な評価は『フラガール』についてのものでしょう（p.70）。爆笑してしまいました。