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柾

　一人で晩飯に。メニューなどはなし。飲み物は日本酒を注文。
　出てきたものは、タイのお造り、ホウレンソウの白和え、お吸い物、サワラの炭焼き、ごぼう、エビイモ、里芋の天ぷら、カレイの煮つけ、タイご飯とみそ汁。
　全体的に、いかにも本格和食っぽい非常に上品で繊細な味（高額和食店には行ったことないけど）。パンチ力はないが、しみじみとした奥深さを感じさせてどれも美味しかった。特に良かったのはお造り、白和え、ゴボウの天ぷら、カレイの煮つけと鯛めし。鯛めしなんかあまりにも美味しかったので、2回もおかわりしてしまった。
　お代はちょうど1万円。全体的に量は控えめなので、少し割高感はあるが、お店の方も結構面白いキャラで、話も面白く、とても楽しく過ごせた。色々こだわりがあるようで、食材について等質問するとあれこれ教えてくれます。
　食後感も、食材・調理法や分量のせいもあるだろうが清々しく軽やか。日本酒も結構美味しかったです。
　留意点としては、飛び込みでは厳しそうなことと、すべての料理が出てくるまでかなり時間かかること。カウンターで調理の様子を見ながら、時々話もふってくれたりするので退屈はしなかったが、終わるまで最低3時間は見ておいたほうが良いかもしれない（私は4時間半かかった）。あんまり親しくない人と行くと間が持たないかも。あと、予約も当日は避けてほしいと言ってました。
　やや辺鄙（失礼）なところにあってアクセスもそんなに良くないし、値段も結構するが、また是非行きたいな。
　余談。時々外国人のお客さんも来るみたい。私の隣は、友人からの紹介で来たという香港からの女性2人組でした。英語で話しかけてみたけど、少し早口で話されると言ってることあんまり分からんかった・・・。向こうは流暢にスラスラ出てくるけど、こちらから何か言おうとしても片言の単語くらいしか出てこないし。もう少し話せたらより楽しく会話できたのだが、残念。