見てしまう人びと:幻覚の脳科学

見てしまう人びと:幻覚の脳科学

 図書館で借りて読了。今までの本と同じように、紹介される例がどれも物珍しくて、それだけで非常に面白い。
 哲学好きだと錯覚論法や懐疑論で夢や幻覚を良く持ち出すけれど、少なくとも私は「幻覚なんてそうそうあるもんじゃないだろう」と思いながら議論していたのだが、本書を読むと体験している人も結構多いようだ。
 ともかく、万人に勧められる非常に興味深い内容。読みましょう。
 余談。サックスもいい年だけど、ファンとしては長生きしてもらってできるだけ沢山本を書いてほしいと強く願う。