図書館で借りれ読了。漢字が少なくて少し砕けた感じの文体は独特でなかなか読ませる。
 中身は、単純な暴力礼賛というよりアナーキズム解説なんでしょうね一応は。むしろ、ロックンロール的生き方の勧めと行った方が良いかな、大杉栄ってこんなオモロい人だとは知りませんでした。
 でも、こういうある意味ラディカルな主張って良くも悪くも「子供」(「子供の哲学」の意味での「子供」)の主張じゃないですか。そこを踏まえて考えないと中身の深みがでない気がするんだけど、あえて無視しているのか、それとも単に考えていないのかが良くわからんかった。
 余計な与太を。著者の写真、結構男前ですね。ロックミュージシャンと同じで、私みたいなグロメンが同じこと言っても多分無視されるような気が……。