新刊で購入。ホラーを題材に、感情の哲学、悲劇のパラドクス、ゾンビ問題等々と幅広くひょうきんに紹介して、分厚いけれども楽しく読めます。
 ただ、良くできた入門書にありがちなことで、スルスルしすぎてゴリっとした手ごたえと言うか、哲学的難問に少しでもかじりついているのを実感させる噛みごたえは不足気味。まあ多分そういうある種の「深み」を求めるほうが間違っとると怒られそうだけど。