- 作者: 押川剛
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: 文庫
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単なるショッキングなエピソード集でなく、法律や社会制度の解説と批判もあり、また提言やアドバイスもありとかなり網羅的でしっかりした中身だった。
この手の基地外に関わったら人生破滅レベルだから、個人としてできることはもうそういう危険には近づかないことくらいしかできないけど、それでも100%防げるわけじゃないし、家族がそうなっちゃったらもう地獄だよね。
あと、欧米の脱施設化失敗の話(p.230)はソースが欲しかった。もしそうなら結構現在の日本の長期入院抑制という政策もマズイことになりかねないのでは。
それはともかく、非常に面白くて一気に読める内容なので、強くお薦めしたい。