図書館で借りて読了。サイデンステッカーや西部邁の個別人物の話は特にどうということはないが、猫猫先生の姿勢はあまりに真っ当でうなずきまくり。
 大体、多くのインテリ・文化人が数十年前の「念力主義」から全く進歩していないどころか、一国平和主義批判や対中国・対ロシア・対北朝鮮どうするんだという話に全く答えようとしないのは、知的怠慢を通り越して狂気の域に達しているのでは。自覚して「9条教」と心中するってーなら、それはそれで賛成しないものの一貫性があって理解できるんだが、そうはっきり言わない偽善がまた情けない。
 結局、しっかりした反体制派(知識人)がいてくれれば、政治だけで経済やなんやらももう少しましな世の中になっていたかもしれないと思うと、悲しいね。
 なんリベの毒が少しだけ回っていた私のような亜インテリには非常に良い解毒剤となりました。
 「なんリベ」って語感が良いから流行ってほしいな。