新刊で購入。文体はまじめモードの町山。一つの映画の中に書籍が色んな意味で有機的に溶け込んでいるのがわかって非常に面白い。
 教養がある人がうらやましいのは、こういうハイコンテクストな鑑賞ができること。作品の奥行きを普通の人よりも味わえるでしょ。
 若い人がとにかく本を読みまくったり、映画を浴びるように観たりしたほうが絶対良いよ。必ず将来の財産になるし、そうしたいけどとっかかりが分からないなら、それこそ映画だったら本書をはじめ町山さんの本があるから、そこから始めれば間違いないでしょ。私も若くないけど、ちょっとづつでも教養つけたいね。