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登場人物、ちょっと有能過ぎるというか、主人公をはじめあそこまでちゃんとした人が沢山いるのは、やや個人的にしらける。絶対現実に起きたらもっとグダグタになるよ。あと石原さとみのキャラは確かに評判通りちょっとどうかと。
それと、最大の見せ場が中盤の総理大臣死ぬところなのはどうか。ラストの盛り上がりがもう少しあればさらに良かったのだが。
『エヴァ』のヤシマ作戦的緊迫感が出てたし、庵野さんはこういう都市破壊(+それへの対処)が向いてんじゃないですかね。
しかし、確かに面白い映画ではあるものの、『片隅』と比べられるレベルにはないのは明らか(というより、『片隅』と比べられる芸術作品がそんなにないのだが)。やや過剰評価気味なので、そのうち落ち着くでしょう。
※追記
そういや、基本リアリズム基調だけど、天皇全然出てこないのは気になった。エンタメ作品だからしょうがないんだろうけど、ちらりとにおわす形でも扱っていたら、作品に一段と奥行きが出たのでは。