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サカナとヤクザ: 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う

 　図書館で借りて読了。

　ベストセラーになるのも納得。すこぶる面白い。

　銚子港のヤクザ支配やレポ船といった戦後裏面史と、現代のアワビ、ウナギ、ナマコの密漁、どちらも非常に興味深いことばかり。

　漁師や市場の連中は気性が荒いとは一般的なステロタイプとして根強いけど、本当にヤクザが結構混じっているらしいので、あながち偏見というわけでもないんだろう。

　自浄作用はあんまり期待できないことを考えると、ワシントン条約などの外圧で少しは色んな意味でクリーンになってほしいものだ。

　オススメ。