図書館で借りて読了。証言者はつい最近まで懲役に言っていた人からある種の社会的成功者まで、ふり幅が大きく、有名無名入り混じっている。基調は間抜けで滑稽なことは間違いないものの、良い話しもあれば狂った話もありでバラエティに富んでいて面白い。杉作さんは男気があって格好いい気がしてくるが、それともそもそもアイドルに入れ込む時点でちょっとアレなわけで、読んでいて価値観が少しバグった。
 ナチの格好したりミニモニの衣装着たり、ヲタク向けクラブで蒸発した汗が飽和して天井から黒い汁が落ちてきたり(ヲタ汁)と、期待通りの気持ち悪いエピソードも多いので安心してください。
 濃厚な「青春」の話は、誰のものでも味わい深いものだ。大分時がたって時効と言えるくらいになったら、ここで書けなかったヤバイ話も読んでみたい。