図書館で借りて読了。コマワリが全く変わらず絵柄もシンプルで単調になるかと思いきや、ちゃんとリズム良く読める。何でだろう。
 カナダ近代史という地味なテーマながら、国家が出来ていく過程である種のむき出しで野蛮な面も多い生の「政治」が繰り広げられるのはドラマとして見ごたえがある。今現在のウクライナ情勢や中国の暴虐など国際政治が揺れている今こそ、こういった政治や国家に洞察をもたらすものが面白く読めるとも言えるだろう。