図書館で借りて読了。

 帯の文句が内容を端的に物語る。ハチャメチャ青春日記にして多数のメジャーマイナー言語学習記録にして語学とからめた文化論まで踏み込んだ滅茶苦茶に面白い読み物。

 アカデミックではなくあくまで実践的な冒険家スタイルでありながら、単純にはなせりゃ良い的なところに留まらない分析し記述するフィールドワーカー的知性を著者が持ち合わせたことで、このような素晴らしい本を生み出したのだろう。

 『ミャンマーの柳生一族』のときも感じたけど、著者は分かりやすい比喩などを駆使し本質を端的に表現するのが非常に上手だ。

 他の読んでない本もそのうち読みたいと漠然と思ってたけど、本書を読んで是非とも読みたいというふうに強くなった。