下らない形式主義ほど精神の柔らかさを奪い疲弊させるものはない。例えば、常々私が疑問に思っているハンコ文化。なぜサインはダメで、ハンコを押していなければ書類として認められなかったり、手続きをとれなかったりするのか。「印鑑登録してあるハンコでなければ〜」というのはまだ分からなくもないが、そうでない役所の申請書などで、サインでなくハンコでなければならない合理的理由の説明を私は受けたことがない(誰か知っている人がいたら教えてください)。
 また、ハンコの中でもなぜか「いわゆるシャチハタはダメ」というルールがあったりするけれども、これも全く理解できない(100円ショップのハンコがよくて、シャチハタはだめなのはなぜ?)。
 ルールの中には、その根拠を問わず盲目的に従がったほうが存在することは間違いないが(例えば道路の左側通行)、何となくで規則にズルズル従っているだけでは、単なる因習にとらわれた土人とどこがちがうのだろうか。
 「規則なので」「ルールだから」と漫然と業務を遂行する官僚的組織が孕む悪の可能性は、シリアルキラーの持つ悪どころの話ではないことは、歴史が証明している。
 何でこんなことを言うかというと、今日まさしくこの種のウンコ形式主義もしくはfucking官僚主義に直面して、異常に腹が立ったので愚痴ってしまいました。ちょっと中2病っぽいけれどもご勘弁を。
 相変わらず本が読めていないのでしばらく愚痴が続くと思います。