齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!

齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!

 図書館で借りて読了。うーん、実用度はいまいちか。参考になりそうなものは、読み飛ばしてもいいから全体に目を通す(「二割読書法」)、ながら読みOK、同時に何冊もよんでもよし、ということぐらいか。3色ボールペンで書き込みしながら読むというのも、確かに悪くないアイデアだと思うが、基本的に本は図書館で借りて読むことが多い私のような貧乏人には使えない方法だし、「本がたくさんありすぎて、部屋が狭くなると言う人がいますが、頭がよくなるほうがずっと重要なのに、なぜ部屋のスペースを優先するのか、その人の感覚が私にはよくわかりません。それに、本当に本が増えて困るというのは、10000冊くらいになってからをいいます。1000冊くらいでは、大したことがありません」(pp.169-170)というのは、どう考えても東京に住む普通の勤め人や学生には当てはまらないと思う。