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 図書館で借りて読了。2段組みで800ページを超えるボリュームで、3回くらい借りなおしてやっとこさ読み終わった。
 ネット上の絶賛書評を読んで手に取ってみたんだけど、確かにこれはかなりのもの。読み始めるとグイグイ引き込まれます。最後の最後、連続殺人の容疑者にされた人物とアルチンボルトのつながりが解明されるところは、リアルに「おー」と声が出てしまった。
 とにかく殺人がやたらと羅列される4章は、私はそんなに抵抗なく読めた。残酷具合はそれほどでもない気がする。
 2章だけはちょっと流し読みっぽくなってあんまりないよう覚えていないけど、他の章はどれも面白かった。私は最後の第5章が一番お気に入り。
 よみごたえのある小説と格闘したいなら、オススメできます。買うにはかなりの値段だし、図書館で借りて読むには厚すぎるだけが難点と言えば難点。