アンナ・カレーニナ〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

アンナ・カレーニナ〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

アンナ・カレーニナ〈4〉 (光文社古典新訳文庫)

アンナ・カレーニナ〈4〉 (光文社古典新訳文庫)

 図書館で借りて読了。読み終わるのに2か月もかかってしまった。でも、凄まじく面白い。長編小説を読む醍醐味を存分に堪能した。
 リョービンとキティの話ももちろん良いんだけど、やっぱりアンナサイドの話が怖すぎ。あれだけ燃えるような愛で結ばれたのに、嫉妬に身を焦がした末に。妄想と猜疑心に苛まれて最後は鉄道でアボーンって、もう何か色々アレとしか言いようがありませんな。
 最後の第8部でリョービンが信仰に目覚めるのは個人的に展開として余計な感がしないでもない。
 いやいやしかし名作恐るべし。次は戦争と平和に挑むかな。
 余談。ド近眼の私はこのぐらいの大き目のフォントが読みやすくて助かる。