図書館で借りて読了。
 後半はやや普通のガイドブックっぽく、ラベルの読み方など実用的な内容が増えるが、前半は個人的な体験も多く含んだイタリアワインの歴史。前半の方が私は面白かったし、他の本よりも充実しているかと。
 全体のトーンは反グローバリズム・親ロハスだが、抑制が取れているのでそんなに偏った感じはしない。ただ、ある種の陰謀論めいたグローバル企業によるワイン市場支配って(pp.169-172)、どこまで本当だか素人には判断が難しいからなぁ。
 私レベルでの初心者でも十分読める中身で、それなりにためになった。巻末にオススメワインリストあり。