- 作者: 上野顕太郎
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: コミック
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時折、世界そのものが悲しみで変形する絵は、あまりに悲しい。涙のしずくが落ちたブックカバーというこったつくりも、本書へのこだわりが並々ならぬものであることを示している。
力のこもった作品。おすすめできます。
どうでもいいことだが、私が個人的に結婚していないからかだろうか、連れ合いを失う悲しみというのが想像できないので、身につまされる感じがしなかった。親兄弟が死んだら、多分それなりに感じるものはあるのかもしれないが、大きなショックを受けるとは思えないし、一体どんな感情なのだろう。
我が家の猫が死んだら、多分それに比肩できるものが体験できるのかな。