図書館で借りて読了。物知りで色々知らない事実を教えてくれるのも良いが、やはり個人的なエピソードがオモロい。
 感覚的に私と違うと感じるとのは、事実を重んじることとがんの告知を嫌悪するのがどうも不整合なような点。だってたとえ癌になって余命がなさそうって分かっても、事実なんだからどうしようもないじゃん。事実は事実で動かしようがないんだから、それを見ないようにするってのは違和感がある。
 多分私も他の人と同じくそういう状況に置かれたら激しく心理的に動揺するだろうが、周りに真実を教えてもらえずに死んでいく方が(たとえ心理的には幾分平穏を保てたとしても)嫌ですね。
 それはともかく、タメになりつつ主張も真っ当だし、霊魂否定のくだりだとか結構笑えるところもあって、読んでとても楽しい本でございます。