最近時々買いに行く魚屋さんで、「先日のメバルどうでした?」と聞かれたんですよ。いきなりそんなこと聞かれると想定してないからキョドってしまって、「あー、うん、ちょっと匂いが……」みたいな返答してしまったわけですね。
 確かに煮つけを薄味で作ろうとしたら、ちょっと生臭さが目立って失敗したなとは思ったんです。霜降りしなかったのが良くなかったのかな〜なんて反省していたんで、そう答えたわけですが、その魚屋さん「あーすいませんね〜」とちょっと申し訳なく言って下さって、その瞬間、「あ、しまった!余計な事言っちゃった!!」としくじってしまったのに気付いちゃったと。
 いつも買う魚は値段も高くないし品質も高くてとても感謝しているし、そのメバルも品質はきっとそれなりに良いものだったので、料理の失敗は私の味付けや調理が95%悪いに決まっているのに、そんな風に謝らせてしまって、猛烈にバツが悪く感じてしまって死にたくなってしまいました。
 何で自分はこうも人をいら立たせるというか、不快にさせる物言いがとっさに出る才能があるのだろうかと、なかば被害妄想なんだろうけど強い自己嫌悪に襲われてとてもしんどいんですね。
 多分魚屋さんもそんなに気にしてはいないとは思うんですよ。でも、「あの客生意気なこと言いやがって」みたいに思われてるんじゃないかという思考がどうしても打ち消せなくて、非常に次行きづらくなってしまうという……。
 こういう思考様式って、引きこもりタイプの人は多かれ少なかれ持っているんでしょう。福満先生の言うようにこれはもう一生治らないとは思うものの、だからと言って辛いのがそれで軽減されるわけでもなし。
 はーぁ。ダメポ。