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で肝心の味はというと、おいしかったですよ。天然と言うからには、何となく泥臭くてワイルドな味を予想していたのですが、それとは正反対。油っぽくなくて、くせを感じさせない上品な白身魚のような味でした（何ヶ月か前に、2500円くらいで食べたおそらくは養殖の出前のうな重と比べると、確かにこちらのほうがおいしかった）。
でも、期待値がものすごく高かっただけに、「確かにおいしいけれどこんなものかな」という思いがしたのも事実。というわけで、味はともかく値段が4000円と高価なことを考えると、コストパフォーマンスの点でちょっと寂しいかもしれない。あと、これは好みなのかもしれないが、うなぎに細かく切れ目が入っていて、食べやすいけど、「高いうなぎを食べてるぞ」と感じさせる存在感が損なわれてたのがちょっとだけ残念。
しかし、この店についてということでなく一般的な話として、天然をうたってるけれども実は養殖だったみたいなことって、結構ありそうで恐い。海原雄山じゃないんだから、そこそこおいしければ味で判別なんてできなしなぁ。肉や魚は、インチキされても見抜くことなんて素人には不可能だし、店を信用するしかないのかな。猜疑心が強いと素直に食事も楽しめやしない。損な性格だね。
