Secular Philosophy and the Religious Temperament: Essays 2002-2008

Secular Philosophy and the Religious Temperament: Essays 2002-2008

 薄いので私にしては比較的早く読了。書評集なので、1章が短かいし、英語も特に難しいという感じではないので、読みやすい。
 今をときめくサンデルに対する厳しい批判や、IDへのあまりにナイーブな態度が出たものなど、話題もとっつきやすいものが多い。
 一応本のタイトルにもなっている未発表の文章は、自然(科学)主義への違和感を書いたものだが、哲学に魅かれる人間の何割かは、大いに共感できると思う(私もその内のひとり)。
 予備知識がなくとも読める内容で、ボリュームも手頃だし、おすすめできる本でしょう。